【ファクトフルネスを読んで】読書感想文

趣味

こんにちは、なゆた夫婦(@nayuta_fire)です!

今回は、私なゆたがファクトフルネスという本を読んで感慨深かったので

感想文を記事にして残したいと思いますっ!

この本は一言で言うと

世界を正しく見る

という大切さや心掛けを教えてくれます。

世界についての知識は学生時代で止まっていることがほとんどです。

これらをアップデートしていかないと、世界のことを間違ったまま認識し続け

見当違いな意見や考えを持つことになってしまいます😭

世界について勘違いしている人にも、そうじゃない人にも読んでほしい本です😊

日本に住んでいることが感謝できること間違いなしです。

それでは続きをどうぞ。

ファクトフルネス

本はこちらになります。

ファクトフルネスとは〜

10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

読むことになったきっかけ

中田敦彦のYouTube大学に紹介され、動画を見たのがきっかけでした。

ファクトフルネス①
ファクトフルネス②
ファクトフルネス③

中田敦彦 魂の3部作です!

書籍紹介はいつも興味を持つプレゼンで、とても読みたくなります。

実際読んでからこの動画を見ると、こんな濃い内容と量を

1枚のホワイトボードによくまとめられているなと思います。

本ではさらに著者の実体験が詳細に書かれていたり、図や写真をふんだんに使って視覚的にもわかりやすく、読むともっと理解が深まります。

感想

13の質問の正解数

なゆた〜5問

なゆた妻〜8問

と、2人ともチンパンジー(4問)を上回りました。

なゆた
なゆた

しかし、YouTube大学の動画を見た後だったので見ずにやると4問以下の可能性も・・・😓

なゆた妻
なゆた妻

私は結構楽観的に考えてたよ♫(ポジティブ)

世界についての知識は昔学生時代に習った時代で止まっていた。

世界のレベル4の人たちがそうであるように自分達も例外でなかった。

先進国と途上国と思っていた。1965年のデータで止まっている。

まだまだ世界に貧しい国が半数以上あり、

人口はどんどん増え、環境破壊も増え、より悪い方へと向かっている気がした。

悪いことばかりが目に止まり、報道され、インプットされ、

だからこそ、この本を読んでとても安心した。

世界は確かに悪くなっている面がある、が同時にとても良くなっている。

今悪いと良いは両立する。

勘違いの間違った知識が、困っている人々への支援の方向性を見当違いなものにし、

善意であるお金と労力を最大限生かせないということになってしまう。

ビジネスで言えば、そのビジネスチャンスをみすみす逃してしまうことになる。

自分が日本に生まれ育ち、その目線が当たり前のものとなっていたが、

世界のほとんどはレベル2・3の中所得国。

レベル1とレベル4はそれぞれ10億人の少数派、自分達の常識は世界の常識ではないことがデータで示された。

ビルの高層階から眺めると、低い建物は1階建、2階建、3階建、全部一緒に括って見てしまう。

実際はそれぞれまったく違った生活を送っている。

レベル1から2は劇的に生活が変わるし、2から3も劇的に変わる。3から4も、まぁまぁ変わる。

実感としてはレベル4の中にも4段階くらいに分けられそうなくらいレベルの差がある。

そして今の日本がどれだけ恵まれているかとてもよく分かった。

ほとんどの場所で道路があり、家やスマホやテレビ、娯楽があり、電気・ガス・上下水道という万全のインフラが整備され、生活保護により最低限度の生活を営む権利が憲法により保障されている。

飢餓や栄養失調、下痢で亡くなる人はほぼいない。

家族で旅行が楽しめる。

ゴミ収集・焼却システムのおかげで街中にゴミは少なく、医療は国民皆保険で誰もが平等に手厚い医療が受けられる。

ほとんどの人が受けたいと思えば病院を受診でき、1人の死が最大限尊重される。

改めて、日本の至れり尽くせりを感じられずにはいられなかった。

今の生活にとても感謝したい。

それが当たり前のもの、当然のものと思いたくない。

日本も他のレベル4の先進国も、急にレベル4になったわけではない。

他と同じように昔のレベル1から順番に上がってきて、今がある。

著者のスウェーデンがレベル4に至るまでの歴史がとても印象的だった。かつての日本もそうだった。

先人たちに感謝しかない。

平和で、便利で安全で。

自由に暮らせる、それを夢見た過去の人々の暮らしを今させてもらっている。

もちろんそんな便利でなんでもある現代でも、生きていく上で悩むことや選択を迫られ苦しむことは多々ある。

いや、自由で選択できること、情報が多い今だからこそ孤独や未来への不安で幸せや自分自身、生きることが分からなくなり病んでしまうこともある。死を自ら選んでしまうこともある。

現代特有の悩み。

発展こそが幸せと言えるのかと問われれば、必ずしもそれが正解ではない気もする。

地球の誕生・人類の誕生

読んでいくうちに、地球や人類の誕生について興味が出てきた。

同じく中田敦彦のYouTube大学で検索し、学習した。

地球は今から約45億年前に誕生。

人の誕生は約500万年前、教科書で習ったアウストラロピテクス。(45億年中44億9500万年人がいなかったので、数字は凄いが最近の気がする)

そして農業が始まったのが1万年、この時で世界人口は500万人。

西暦1800年に10億人に達し、1930年に130年で2倍の20億人になったかと思えば92年後の今は約79億人

今は私たちホモサピエンスが地球上のあらゆる生物を支配し、コントロールしている。

科学や医療が発達し、戦争が無くなり個人が尊重される時代になり爆発的に人口が増えた。

平均寿命も伸びた。昔は子供が途中で死んでしまうのが当たり前で、たくさん子供を産まなければならなかったが今は違う。子供たちが生き延びやすくなり女性ひとりあたりの子供の数も減った。

AIはますます発達していく。人間とは何かを問われる未来が来る。

この先、人類はどこへ向かっているのだろう。

なゆた
なゆた

スターウォーズの世界も、あながち間違っていないかも。

文中に出てくる10の本能

  1. 分断本能
  2. ネガティブ本能
  3. 直線本能
  4. 恐怖本能
  5. 過大視本能
  6. パターン化本能
  7. 宿命本能
  8. 単純化本能
  9. 犯人探し本能
  10. 焦り本能

この本に出てくる10の本能。

どれも印象深かったけれど、特に印象に残ったのが2つある。

過大視本能

赤ちゃんが2016年に年間420万人亡くなっている。そんなにたくさんの命が・・・救わなければならない。

と、数字のインパクトは大きく、バリアを通さず直通で心に入ってくる。

しかし、比較と割り算を使うと

なんと1950年には1440万人が亡くなっていた。出生数は9700万人で死亡率は15%。

2016年の出生数は1億4100万人で死亡率は3%

赤ちゃんの死亡率はどんどん下がっているという正しい事実が見えてくる。

数字だけを見て判断すると過大視する本能が人間にはある。

それをメディアや広告媒体は分かって、戦略を練って訴えてくる。全てはビジネスのために。

だからこそ、比較と割り算で冷静に判断しよう!」というものだった。

自分を顧みても、これまでたくさん数字に踊らされてきた。

今の新型コロナにしてもそう、ニュースでは感染者数や死亡者数のみが延々報じられている。

ロシア・ウクライナ問題では死者・負傷者の数字やインパクトのある映像メインで感情に訴える報道ばかり。

そういう仕組みになっていると理解した上で、数字のみで捉えるのではなく比較と割り算で過大視本能を抑える必要があると思った。

焦り本能

その昔、ある地域で人々の足が麻痺したり目が見えなくなったりするという、原因不明の謎の病にかかる現象が広がった。

感染症かもしれない。

その焦りから、市長とともにとりあえず人流を抑制するため道路を封鎖。

結果的にその判断が、関係ない20人の人々が命を落とすことになった。

これは焦りの本能によって起こった著者の過去の失敗の実話である。

この経験は著者にとって35年もの間、誰にも話せない後悔の過去だった

恐怖のまま、本能のままに焦って決断してはいけない。

以下、本より引用

いつやるか?今でしょ!いますぐにファクトフルネスを学ぼう!明日じゃ遅すぎる。・・・だから、いま、この瞬間に決めるんだ!今日から考え方を変えよう!

・・・ひと息つこう。そんな口車に乗ってはいけない。いまじゃないとダメなんてことはないし、チャンスは一度きりじゃない。

「いますぐに決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくこと。いま決めなければならないようなことはめったにないと知ること。焦り本能を抑えるには、小さな一歩を重ねるといい。

深呼吸しよう。焦り本能が顔を出すと、ほかの本能も引き出されて冷静に分析できなくなる。

データにこだわろう。緊急で重要なことならなおさら、データを見るべきだ。

ファクトフルネス〜P289焦り本能より

最近自分でも危機感から焦って「とにかく行動!」としてしまうことが多い。

インプットしてすぐに実行しなければ、早く未来に備えなければ、早く決断しなければ・・・etc

家族がいる、将来への不安、副業、資格、転職・・・

全て将来の焦りから来るもの。

今まさにそういった心境にあるので、非常に心に刺さった。

新型コロナの対応を見ていてもそう、焦りに振り回されひどい扱いを受けた人が世界中にたくさんいる。

草むらにライオンが隠れている昔と違って、現代の生活では差し迫った危機はほとんどないのだから焦らず判断しよう。

行動はそれからでも大丈夫だから。

この章の最後に、心配すべき5つのグローバルなリスクとして

  • 感染症の世界的な流行
  • 金融危機
  • 第三次世界大戦
  • 地球温暖化
  • 極度の貧困

が挙げられているが、新型コロナに始まりどれもが身近に進行中の出来事と感じる。

2017年に著者はこの本の完成を待たずして亡くなっているが、もし生きていたなら・・・

新型コロナの今のこの状況をデータに基づき冷静に分析し、正しく世界を見ることができたのではないか?と思わずにはいられない。

まとめ

この本を読み終わり、家族でクイズを出したり、レベル1〜4の生活の違いについて話すようになりました。

家がある、食べ物がある、電気がつく、水が出る、ガスがある、病院がある、車がある・・・

改めて「なんでもあるなぁ」と。

この著者たちが作ったサイト(ドルストリート)では、実際の写真や動画でレベル1〜4の生活の違いについて見ることができます。

ドルストリート

Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes
Imagine the world as a street where everyone lives. The poorest live to the left and the richest, to the right. Everybody else lives somewhere in between. Visit...

世界は良くなっている!

今ある生活が、過去からの発展や平和で成り立っていることを再認識しました。

そんな毎日を家族と送れることに感謝したいと思います。

世界中の人々が家族と共に平和で仲良く暮らせますように( ´ ▽ ` )

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブログランキング参加してます!宜しければポチっとお願いします(^^♪

にほんブログ村 家族ブログへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました